ガイドコメント
ベスト盤を経て放たれる、BONNIE PINKの9枚目のオリジナル・アルバム。フジテレビ系ドラマ『私たちの教科書』の主題歌に起用された「Water Me」をはじめ、話題のタイアップ・ナンバーが満載。清涼感漂うポップスが心ゆくまで楽しめる。
収録曲
[Disc 1]
01Gimme A Beat
02Broken hearts、city lights and me just thinking out loud
アタック感の強いビートがリスナーの感情をハッと覚醒させる、アルバム『Thinking Out Loud』のオープニング・ナンバー。恋のはじまりの高揚感をストレートに描いた、サビのフレーズとリンクしたストリングスも、アッパーな気分をグイグイと引っ張ってくれる。
03Burning Inside
軽やかに跳ねるバンド・サウンドと“どんなときも心のなかの火は絶やさないで”というメッセージが美しくシンクロ。意外な展開を見せるメロディとストレンジなギター・アレンジも含め、オルタナティヴ感もたっぷり。
04慰みブルー
タイトルどおり、ブルーにこんがらがった状態をストレートに表現した、憂鬱な空気を持つミディアム・チューン。シンプルだが先鋭的な手触りのあるサウンド・メイクと麗しいストリングスの組み合わせも、かなりユニーク。
05Imagination
ゴリゴリに歪んだベースからスタートする、極太かつダイナミック、さらにアグレッシヴなビートを中心にしたヘヴィ・ロック・チューン。どこか男っぽいヴォーカルから投げかけられるメッセージは、“想像すること”の大切さだ。
06A Perfect Sky (Philharmonic Flava)
BONNIE PINKの大ブレイクを導いた資生堂「アネッサ」のCM使用ヒット曲を、本格的なストリングスをフィーチャーしてアレンジ。重厚にしてクラシカルなサウンドのなかで伝わるのは、彼女が紡ぎ出すメロディの素晴らしさだ。
07Lullaby
セッション風の雰囲気のなかで披露される(おそらく一発録りと思われる)ビートルズ・ライクなミディアム・バラード。物事はなるようにしかならないから、もうちょっと寝たほうがいいよ、という詞に、思わずほっとさせられる。
08坂道
基本的にはシャッフル系のビートだが、独特の“揺れ”を感じさせるエフェクトを施すことで、きわめて斬新なロック・ミュージックに変化。プロデュース・チーム“Burning Chicken”のセンスの良さを感じさせるナンバーだ。
09Water Me
10Catch the Sun
シンプルでキュートなギター・リフが導くのは、“くよくよしてもしょうがない。泣いたあとは、さあ、太陽を捕まえよう”というポジティヴなリリック。彼女のポップ・サイドをわかりやすく伝えるメロディも高品質なナンバーだ。
11Chances Are
英詞によるアコースティック・バラード。70年代の米シンガー・ソングライターを思わせる洗練されたメロディ・ラインと、愛する人に対する葛藤まじりの感情をテーマにした詞が、しっかりと一体化している。
12Anything For You
[Disc 2]〈DVD〉
01A Perfect Sky (Internet Live at GULA STUDION、Sweden[5.27.2007])
02Gimme A Best (Internet Live at GULA STUDION、Sweden[5.27.2007])
03Tonight、the Night (Internet Live at GULA STUDION、Sweden[5.27.2007])
04Anything For You (MUSIC CLIP)
05Water Me (MUSIC CLIP)