ミニ・レビュー
ティーネの音色は、決して華やかではないが、繊細で豊かに響く。木管楽器や弦楽器のような温かい音色を持ち、歌い手のように語りかけてくる。性格小品を中心に収録したことは大成功だったと思う。また、日本盤ボーナス・トラックであるクライスラー作品を聴けば彼女の演奏の美質がよくわかるはずだ。
ガイドコメント
ノルウェーの美人トランぺッター、ティーネの2ndアルバム。クラシカルなレパートリーを中心とした選曲だが、“歌うトランぺッター”と称される豊かな音楽性をたっぷりと発揮した充実の一枚だ。
収録曲
01即興曲 (イベール)
02アルバムブラット (グラズノフ)
03伝説 (エネスコ)
04無窮動 (ブル)
05愛の短い物語 (プッチーニ)
06太陽と愛 (プッチーニ)
07そして小鳥は (プッチーニ)
08魂の歌 (プッチーニ)
09進め、女神ウラーニア! (プッチーニ)
10ソロ・トランペットのためのディヴェルティメントop.21 (ソンメンフェルト)
117つのスペイン民謡 (ファリャ)
12トランペット・ソナタ (ヒンデミット)
13ヴォカリーズ (ラフマニノフ)
14ウィーン小行進曲 (クライスラー)
15おもちゃの兵隊の行進曲 (クライスラー)
16愛の悲しみ (クライスラー)
17美しきロスマリン (クライスラー)