ビースティ・ボーイズ / トゥ・ザ・5ボローズ [CCCD] [廃盤]

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ビースティ・ボーイズ / トゥ・ザ・5ボローズ [CCCD] [廃盤]
CD
ミニ・レビュー
20年不動の3人組から届いた6年ぶりのアルバム! ジャケット、表題、(12)をはじめ、彼らの故郷・ヒップホップの故郷=ニューヨークへの愛があふれてて、新しい始まりを感じる。泣けるほどクラシックなビッグビートが鳴るヒップホップ・サウンドだ。
ガイドコメント
98年の『ハロー・ナスティ』以来、実に6年ぶりとなる6枚目のスタジオ・アルバム。常に時代を先取りしてきた彼らが、本作ではストレートなヒップホップを全編にわたって披露している模様。
ガイドコメント
98年の『ハロー・ナスティ』以来、実に6年ぶりとなる6枚目のスタジオ・アルバム。つねに時代を先取りしてきた彼らが、本作ではストレートなヒップホップを全編にわたって披露している。
チャート
  • TOWER RECORDS 渋谷 アルバム総合
    2位 (2004/5/31)  ⇒  1位 (6/7)  ⇒  1位 (6/14)  ⇒  1位 (6/21)  ⇒  1位 (6/28)  ⇒  6位 (7/5)  ⇒  5位 (7/12)  ⇒  15位 (7/19)  ⇒  23位 (7/26)  ⇒  24位 (8/2)  ⇒  23位 (8/9)  ⇒  26位 (8/16)
  • TOWER RECORDS 新宿 アルバム総合
    1位 (2004/5/31)  ⇒  1位 (6/7)  ⇒  1位 (6/14)  ⇒  2位 (6/21)  ⇒  2位 (6/28)  ⇒  7位 (7/5)  ⇒  6位 (7/12)
  • TOWER RECORDS 札幌 アルバム総合
    1位 (2004/5/31)  ⇒  2位 (6/7)  ⇒  2位 (6/14)  ⇒  3位 (6/21)  ⇒  4位 (6/28)  ⇒  10位 (7/5)
  • TOWER RECORDS 名古屋 アルバム総合
    2位 (2004/5/31)  ⇒  1位 (6/7)  ⇒  1位 (6/14)  ⇒  1位 (6/21)  ⇒  3位 (6/28)  ⇒  9位 (7/5)
  • TOWER RECORDS 大阪 アルバム総合
    1位 (2004/5/31)  ⇒  1位 (6/7)  ⇒  1位 (6/14)  ⇒  3位 (6/21)  ⇒  2位 (6/28)
  • TOWER RECORDS 福岡 アルバム総合
    1位 (2004/5/31)  ⇒  1位 (6/7)  ⇒  1位 (6/14)  ⇒  2位 (6/21)  ⇒  3位 (6/28)
  • TOWER RECORDS ロック&ポップス アルバム
    1位 (2004/5/31)  ⇒  1位 (6/7)  ⇒  1位 (6/14)  ⇒  1位 (6/21)  ⇒  1位 (6/28)  ⇒  2位 (7/5)  ⇒  3位 (7/12)  ⇒  8位 (7/19)  ⇒  11位 (7/26)  ⇒  13位 (8/2)  ⇒  13位 (8/9)
収録曲
01CH - CHECK IT OUT
ビースティ・ボーイズの2004年の代表曲。“CHECK IT OUT”というキャッチーなラップが印象的なパーティ・チューン。単刀直入なビートで、ヒップホップの原点に回帰したオールド・スクールなナンバー。
02RIGHT RIGHT NOW NOW
ハープシコードがループする感傷的なトラックに乗せ、銃社会、他国侵攻、人種差別などのシリアスな問題に言及。かつて“パーティのための闘争”をラップした彼らが、“闘争のためのパーティ”を宣言したポリティカルな作品。
033 THE HARD WAY
L.L.クールJ「デンジェラス」からの一節をパンチラインに使った曲で、太すぎるリズムや、まるで針飛びしているようなリフレインのさせ方が印象的。オールドスクールな曲調をシンセ・サウンドでファンキーに彩色。
04IT TAKES TIME TO BUILD
「壊すのは簡単だけど築くのには時間がかかる」と、ブッシュ政権へのダメ出しを連発する政治的作品。EPMD『ビジネス・アズ・ユージュアル』収録の享楽ソングからの一節を、シリアスな一節へと転化する引用が技アリ。
05RHYME THE RHYME WELL
シンセを被せた音もビートもタイトなトラック。語呂あわせを多用した俺自慢ライムのシンプルさが、ビートの魅力やマイク・リレーの技巧を強調。「ウェ〜ル」の叫びは、パブリック・エナミーのデビュー作からサンプル。
06TRIPLE TROUBLE
古典中の古典であるシュガーヒル・ギャング「Rapper's Delight」を細分化して使ったグルーヴィな重厚トラックが圧巻。オールドスクールな要素を集積させた温故知新な刺激的快作は、マイク・リレーも立て板に水。
07HEY FUCK YOU
わが春を謳歌する世のMCたちをゴミ、ニセモノだとディスりまくる、タイトルそのままの攻撃的リリック。『トゥ・ザ・5・ボローズ』の特徴であるファットなビートに、ビリンバウらしき音色でアクセントをつけてある。
08OH WORD?
エレクトロ風味のオールドスクール・トラックに乗せ、“お前の母ちゃんデベソ”系のボースティングが炸裂。神々しいまでにスキのないマイクさばきとヤンチャなライムとの差異は、まさにビースティーズの真骨頂だ。
09THAT'S IT THAT'S ALL
覚醒と行動を促す力強いリリックが、絶妙なブレイクを多く仕込んだ、シャープなトラックのグルーヴ感にともなわれ浸透していく。RUN DMC「ロック・ボックス」から貸借した「フレッシュ、フレッシュ」の声が、やけに印象的な曲だ。
10ALL LIFESTYLES
「どんなライフスタイルであろうとパーティを続けるんだ」と呼びかけた曲。ニューヨークが舞台のミュージカルも引用したトラックには、享楽ソングらしからぬ緊張感が。ニューヨークへのオマージュを感じさせる作品だ。
11SHAZAM!
『ポールズ・ブティック』期を思わせる凝ったオールドスクール・トラックで、クール&ザ・ギャング「開けゴマ」の引用も効果的。ミックス・マスター・マイクのスクラッチが冴えわたる、意気揚々なパーティ・ソング。
12AN OPEN LETTER TO NYC
今日までニューヨークを歌い続けてきた彼らが、音響ロック調のトラックをバックに街への想いをラヴレターのように綴る。メッセージ性あふれるフックに、“9.11”以降に強まったコミュニティ意識が感じられる。
13CRAWLSPACE
自分たちの物真似に終始するMCたちに捧げる、と前置きしてスタートするナンバー。たわんだような感触のファンク・トラックをバックに、三人がいかに個性的で、そして独創的であるかを、少し恥らいながらボースティングしている。
14THE BROUHAHA
一時停止と再生が不規則に繰り返されたようなブツ切りのビートが、むしろトラックをリズミカルに感じさせてくれる技巧的な曲。“騒動”を意味する曲題にちなみ、類義語がいろいろと盛り込んだリリック。勉強になる。
15WE GOT THE
誰もが変化を生み出す力を持っていると、聴き手に行動をうながしてみせるプロテスト・ソング。痙攣するようなファンク・ビートに乗せ、世界を変革する具体案を列挙。持ち前のユーモア感覚はどこへ? の超シリアス作。
16NOW GET BUSY
コピーするのもミックスするのも自由な“著作権フリー”作品としてネット上に提供され話題を呼んだ楽曲のひとつ。軽妙なシンセでトラックとライムの軽快さを増してみせた、オーソドックスなヒップホップ・ナンバー。
(16)ボーナストラック
アーティスト
  • ビースティ・ボーイズ
    1981年に結成。マイク・D、MCA、アド・ロックの3人組。当初はハードコア・パンク・バンドだったが、リック・ルービンと出会いヒップホップに転身。86年のデビュー作『ライセンスト・トゥ・イル』が大ヒット。以後、『チェック・ユア・ヘッド』など……
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https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
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