ガイドコメント
本人曰く「私のすべてを込めた」という2ndアルバム。みずみずしくも強い意志を感じさせるピアノの音色や胸に響く情熱的なヴォーカルは、まさに彼女ならではだ。ヒット曲「孤独のカケラ」「Again」などを収録。
収録曲
[Disc 1]
01サクラ色
アンジーが青春を過ごしたワシントンD.C.での思い出をテーマにした5thシングルは、「恋しくて目を閉じれば」のサビが心に残るミディアム・バラード。ここで歌われているのはポトマック河畔の桜のことで、彼女が綴る詞の情景描写が素晴らしい。
02Again
フジテレビ系情報番組『めざましテレビ』のテーマ・ソングに起用された、カラフルでチアフルなポジティヴ・チューン。番組の2007年度のテーマである“Re:”をモチーフに、「Again」というタイトルが付けられたとのこと。
03TODAY
跳ねるようなリズムとメロディに思わず心が踊る、アルバム・タイトル・ナンバー。「平凡だけど無限の奇跡に満ちた“今日”という日が素晴らしいんだ」というメッセージは、そのままアルバム『TODAY』のコンセプトにもなっている。
04愛のうた
アップ・テンポで明るいサニー・サイド・ソングが数多く収録されているアルバム『TODAY』の中で、どこか憂いを秘めたメロディがひと際リスナーの心に残る、美しいラヴ・ソング。コーラス・ワークに実妹が参加していることでも話題を集めた。
05たしかに
ダイナミック&ストレートなピアノ・バンド・サウンドのなかで、“たしかに愛はある!”というメッセージを高らかに歌い上げるポジティヴなアップ・チューン。何かに向けてがんばっている人の背中をしっかり押してくれそうだ。
06Silent Girl
「悲しみをあえて受け入れることによって、人生をポジティヴに変えていこう」というテーマが内包された、全編ピアノの弾き語りによる、穏やかなメッセージ・ソング。その澄んだ歌声は、圧倒的な透明感に満ちている。
07モラルの葬式
強烈なタイトルだが、そのリリックもユーモアのある寓話性と含蓄のあるメッセージ、そして豊かなイマジネーションにあふれている。流麗なストリングスとともに、アンジェラ・アキの“吟遊詩人”としての才能を堪能できる一曲だ。
08乙女心
元々はアンジェラ・アキが24歳の時に書き下ろした作品だが、今回のアルバム『TODAY』収録にあたって、現在の心境を織り込んで歌詞を大幅に修正。軽やかなバンド・サウンドに乗せて、微笑ましくもいじらしい乙女心が歌い上げられている。
09One Melody
世界中のあらゆる“濁り”や“汚れ”を取り除いたかのような美しい旋律が心に響く、至極のバラード・ナンバー。静謐なピアノの音を基調にしたシンプルなアレンジが、しっとりとした優しさと温かさをたたえている。
10友のしるし
タイトルどおり“友情”をテーマにした楽曲で、コーラス・ワークにもアンジェラ・アキの友人であるシンガー・ソングライターのRyoko、ギタリストの荏原健太が参加している。イントロのウッドベース・ソロが渋い!
11孤独のカケラ
人を愛することで生じてしまう“孤独”にしっかりと目を向けながら、それでも幸せを感じて生きていきたいと強く願う……。アンジェラ・アキが持つ、表現者としての奥深さがたっぷりと注入された、渾身のピアノ・バラード。
12On&On
映画『犬神家の一族』イメージ・ソング。ピアノが疾走感を引率する、ライトでポップなロック・チューンだ。どんな状況においても失われることのない、心の中にある夢や愛がテーマ。セルフ・コーラスの美しさが印象に残る。
13Surrender
壮麗なストリングスが豊かな詩情性を醸し出す、アルバム『TODAY』唯一の英詞曲。等身大の目線の、その先に遥かなる世界を見据えたバラード・ナンバー。アルバムの最後を飾るにふさわしい、エヴァーグリーンな輝きを放っている。
[Disc 2]〈DVD〉
01サクラ色 (ミュージック・ビデオ)
02孤独のカケラ (special ver.) (ミュージック・ビデオ)
03たしかに (ミュージック・ビデオ)
04Again (2007.4.30 in NHKホール)
05サクラ色 (2007.4.30 in NHKホール)
06孤独のカケラ (2007.4.30 in NHKホール)
07サクラ色/孤独のカケラ/たしかに (ミュージック・ビデオ・メイキング映像)
08アルバム「TODAY」レコーディング・ドキュメント