ミニ・レビュー
何やら少々不健全だが、始めの1音から耳も身体も虜にさせられてしまう、タマらない魅力を持った音楽であり選曲である。マレを中心とした17世紀フランスバロック音楽に、これほどの官能のたゆたい、隠微な程の光と蔭を聴こうとは。映画が話題を呼ぶ訳だ。
収録曲
01トルコ人の儀式のための行進曲 (J.B.リュリ)
02スペインのフォリア (による即興) (M.マレ)
03ヴォクラン氏のためのプレリュード (J.サバール)
042つのヴィオルのためのコンセール「愛」〜ガヴォット (サント・コロンブ)
05若い娘 (16世紀の作者不詳のシャンソン/J.サバール編)
062つのヴィオルのためのコンセール「トンボー」〜涙 (サント・コロンブ/J.サバール編)
072つのヴィオルのためのコンセール〜回帰 (サント・コロンブ)
08ヴィオル曲集第4巻 1717年〜夢想 (M.マレ)
09ルソン・ド・テネブル第3番 (F.クープラン)
10ヴィオル曲集第4巻 1717年〜アラベスク (M.マレ)
11ファンタジー ホ短調 (作曲者不詳/J.サバール編)
122つのヴィオルのためのコンセール「トンボー」〜涙 (サント・コロンブ)
13ヴィオル曲集第4巻 1717年〜たわむれ (M.マレ)
14ヴィオル曲集第2巻 1701年〜サント・コロンブ氏のためのトンボー (M.マレ)
15ヴィオル曲集第4巻 1717年〜ミュゼット1-2 (M.マレ)
16音階 1723年〜サント・ジュヌヴィエーヴ教会の鐘の音 (M.マレ)