ミニ・レビュー
好奇心や想像力をくすぐって心躍らせてきた奇譚冒険譚、そして優雅にして下世話な人間喜劇。古今東西そんなテキストを題材にした作品を賑々しくも多彩に集めてあれこれ豊かに楽しませる快演。レトロなウィーンとゲーム感覚のエキゾティシズムの対比が面白い。
ガイドコメント
2006年11月の定期演奏会をまるごと収録したアルバム。吹奏楽界のホープ、広瀬勇人や樽谷雅徳の作品を核にR.シュトラウスやアメリカ音楽を採り入れたチェザリーニなど、秋山和慶の見事な棒のもとに多彩な作品が楽しめる。
収録曲
01喜歌劇「微笑みの国」 (レハール)
02バベルの塔 (広瀬勇人)
03マゼランの未知なる大陸への挑戦 (樽屋雅徳)
04「ばらの騎士」組曲 (R.シュトラウス)
05ハックルベリー・フィン組曲op.33 (チェザリーニ)
06万霊節 (R.シュトラウス)
07アルセナール (ヴァンデルロースト)