ミニ・レビュー
大ヒット曲となった「真実の詩」や「under the sun」などを含む通算4作目のアルバム。全曲を手掛ける長尾大の世界観は、アレンジャー亀田誠治の手腕よってさらに広がり、伴都美子の歌詞からは今までになく強烈な意志の力を感じさせる。
ガイドコメント
べスト・アルバムのミリオン・ヒットで確固たる地位を築いたD・A・I。4thアルバムとなる本作には、ゲーム『叢MURAKUMO』のイメージ・ソングとアニメ『犬夜叉』のエンディングを収録。
収録曲
01空想旅団
D・A・Iが渋谷の路上から出発したことを織り交ぜ、時空を超えた旅を感じさせる歌詞と、転調も心地よい壮大なナンバー。ダイナミックでパワフルなギターも聴きどころのひとつ。
02under the sun
03Good for you
04I can't be myself
05Perfect Lady
06真実の詩
07Grateful Journey
08One or Eight
パンキッシュなビートに、“One or Eight=イチかバチか”といった気持ちの大きい歌詞が気風のよい爽快なナンバー。間奏にテルミンのノイズが入っており、ダイナミックなギターも冴えている。
09sense of life
10轍-WADACHI-
デジタル・ビートとアコースティック・ギターをバックにメロディアスな歌が印象的なナンバー。“放課後”“グランド”など学生時代のシーンを交え、共感を誘う歌詞は、たとえば同窓会で歌いたくなりそう。
11あいのうた
フィドルをフィーチャーしたアイルランド民謡風のアレンジに強力なビートがのった爽快なポップ・チューン。“3年前と今”よりも“10年先”をイメージしたいという、どこまでもポジティヴな気持ちが印象的。