ミニ・レビュー
1年4ヵ月ぶりの両A面シングル。出だしから爆裂大音響、絶叫シャウトで捲くし立てるホルモン・パワーが全開! 超攻撃的なサウンドとメロコアが合体した劇熱な世界が容赦なく覆いかぶさってくる。記録的な猛暑の中、激辛カレーのごとく、サディスティックに癒される。★
ガイドコメント
マキシマム ザ ホルモンの2008年7月発表のシングルは両A面仕様。彼ららしいアグレッシヴで攻撃的かつキャッチーな楽曲に仕上がっており、より濃密なホルモン・ワールドを体感させてくれる。
収録曲
01爪爪爪
「F」との両A面として発表されたシングル。激しく攻撃的なギターのリフを中心に、息をつく暇もないほどに各パートでリズムを変化させて翻弄。中盤にライヴ・テイクを挟むなど、アレンジ面でもさまざまな遊び心が加えられている。
02「F」
キメキメのリズムがクールなアッパーなチューン。楽曲全体を覆うダークなテイストのとおり民族虐殺をはじめとした重厚なテーマを歌っているが、『ドラゴンボール』のナメック星でのエピソードを中心にしており、必要以上には重くしないあたりが“らしい”。
03Kill all the 394