ミニ・レビュー
81年の大ヒット曲「ルビーの指輪」や、小粋なフランス映画のサントラを思わせる「SHADOW CITY」がメインの2枚組ベスト盤。寺尾のソフトで鼻歌のようなヴォーカルが、最近のやたらとテンションの高い歌を聴いている耳に優しく新鮮に響く。
ガイドコメント
日本で一番わかりやすく“AOR”という概念を体現した男(だと思う)、寺尾。「シャドウ・シティ」というハミングで始まる歌なんてもうハマります。ちょっとあのサングラス外してみたいなあ。
収録曲
[Disc 1]
01ルビーの指環
寺尾聰作曲、松本隆作詞、井上鑑編曲の大ヒット曲。かつてルビーの指環を贈った恋人が離れていくのを強がって突き放すが、2年の歳月が経ってもなおその女性を想う男の感情を、都会的な楽曲にのせ歌ったナンバー。
02出航〜SASURAI
03SHADOW CITY
04回転扉
05渚のカンパリ・ソーダ
06HABANA EXPRESS
07Long Distance Call
08まさか・Tokyo
09夏嵐
10飛行少年
11雨の風景
12喜望峰
13砂漠
14砂の迷路
15二季物語
[Disc 2]
01Inter Change
02今夜でピリオド
03終着駅
04北ウィング
05ダイヤルM
06Passing Summer
07予期せぬ出来事
08Midnight Hunter
09季節風
10九月
11恋のトランス・コスモス
12偶然
13Standard
14The Stolen Memories
15Refrain