ミニ・レビュー
2007年より札幌交響楽団のコンサートマスターを務める三上亮のデビューCD。難曲もさらりと弾き切ってしまう技術の確かさと濁りのない音色が爽やか。バルトークの変則的なリズムも、崩すことなく丁寧に刻んでいく。アクの強さより瑞々しい音楽性に好感。
ガイドコメント
札幌響のコンサート・マスター、三上亮の1stソロ・アルバム。師のアモワイヤルとヨーロッパで活動をともにし、その間いくつかの国際コンクールに入賞している。そんな三上の実力が存分に発揮された一枚だ。
収録曲
01ツィゴイネルワイゼンop.20 (サラサーテ)
02気まぐれ女op.17 (エルガー)
03スペイン民謡組曲 (ファリャ/コハンスキ編)
04ヘブライのメロディーop.33 (アクロン/アウアー編)
05カンタービレop.17 (パガニーニ)
06ルーマニア民族舞曲 (バルトーク/セーケイ編)
07詩曲op.25 (ショーソン)
08ツィガーヌ (ラヴェル)
09タイスの瞑想曲 (マスネ/マルシック編)