ミニ・レビュー
「サイケ・ロックに影響を受けた」という前作『シマデリカ』とはうって変わって、穏やかなアンビエント・グルーヴが支配的な3年ぶりの4作目。とはいえ沖縄と関わり深い中国楽器の音色を交え、往時の首里城の風景に思いを馳せる「Zamami(ザマミ)」など、想像力に富む作風にはさらなる深みが。★
ガイドコメント
英米人によるユニットの4thアルバム。アフロビートを主体としたタブをはじめ、沖縄&アフリカ音楽のミックスが特徴。ダブやヒップホップの要素を取り入れて変化するサウンドは、聴き応えたっぷりだ。
収録曲
01Kajimaya (風車) (Lounge Groove)
02Miyarabi Yunta (美童ゆんた) (Trip Hop)
03Urizun (ウリズン) (Dubtronica)
04East Town Dub (イースタン・タウン・ダブ) (Dub)
05Ahabushi (安波節) (Trip Hop)
06Umaku Kamade (ウーマクカマデー) (Afrobeat Dub)
07Wattachine (わったちねー) (Dub)
08Zamami (ザマミ) (Downtempo Lounge Exotica)
09Hanjo Bushi (繁盛節) (Electro Beat New Wave)
10Paikaji (パイカジ) (Futuristic Electronic Glitch)