ミニ・レビュー
ロックほかありとあらゆるものを呑み込んで奇想天外な展開を過激に行なっていったジョージ・クリントン。彼の唯一無二、全ての源的ファンクが創られていく過程を端的にとらえることができるのがこの4連作だろう。クリントンの右腕といわれたJB'S出身のブーツィーを獲得した74年作、“これぞファンク”の75年ヒット作から黒さは一段と増し、スペイシーなブラック・オペラ的ファンク絵巻が始まるのは76年の「マザーシップ…」から。底知れぬ黒さと洗練度/完成度の高さ見せつけるP−ファンク、まずは浸るに限る。
収録曲
01アップ・フォー・ザ・ダウン・ストローク
02テスティファイ
03ザ・グース
04アイ・キャン・ムーヴ・ユー
05アイ・ジャスト・ゴット・バック
06オール・ユア・グッディーズ・アー・ゴーン
07ホワットエヴァー・メイクス・ベイビー・フィール・グッド
08プレゼンス・オブ・ア・ブレイン