ヴァネッサ・パラディ / ビー・マイ・ベイビー [再発]

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ヴァネッサ・パラディ / ビー・マイ・ベイビー [再発]
CD
ガイドコメント
ヴァネッサ・パラディにとって、世界レベルの成功への出世作となった92年リリースのサード・アルバム。プロデュースは当時の恋人だったレニー・クラヴィッツがつとめ、全曲英語で歌った。
収録曲
01NATURAL HIGH
レニー・クラヴィッツのプロデュースで脱アイドル・ポップを図った、3rdアルバムのメロウなオープニング・トラック。メランコリックなメロディに、あどけなさと妖艶さを兼ね備えたロリータ・ヴォイスが絶妙にフィット。
02I'M WAITING FOR THE MAN
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの珠玉曲を好カヴァー。原曲のサイケな質感を削ぎ、キュートなカウボーイといった感の乾いたアメリカン・ロックに仕上がった。ロリータ姫があえて“ゲイ”という題材に挑んだ、その内容は実は強烈。
03SILVER AND GOLD
“何人もの子供が死んでいく”と、世界の行く末を憂うシリアスなアコースティック・ナンバー。暗鬱なメロディをなぞるメロウな歌声は、荒野をさすらう孤高のガンマンのよう。脱ロリータを果たした、クールなヴァネッサをご堪能あれ。
04BE MY BABY
女の子のもどかしい恋心を綴った、3rdアルバムのポップな日本盤タイトル・トラック。ダイアナ・ロスのシュープリームス時代が蘇ったかのような、キュートでスウィートな歌声は絶品。乙女力アップには、この一服を処方!
05LONELY RAINBOWS
ピアノとストリングスの美しい旋律がヴァネッサの繊細な歌声をしっとりと包み込む、珠玉のバラード・ナンバー。孤独に耐えたその果てには、甘美な愛がきっと待っている……。そんな希望を与えてくれる優しいラヴ・ソング。
06SUNDAY MONDAYS
爽やかな昼下がりのお散歩にぴったりな、フレンチ・ポップの香りあふれるハッピー・チューン。しかしそのポップなメロディの裏にある真意は“現実逃避”。プレス・バッシングに苦しんできた彼女の心情を、実にリアルに汲んだ作品だ。
07YOUR LOVE HAS GOT A HANDLE ON MY MIND
それは、古き良きモータウンに咲いた、フレンチ・ポップの可憐な花。プロデューサー、レニー・クラヴィッツの絶妙なる音創りの結晶である。レトロなサウンドに甘美なロリータ・ヴォイスが映える、なんとも酔わせるスロー・ナンバーだ。
08THE FUTURE SONG
無機質なドラムに心もとなく彷徨うエレキ・ギターという、メランコリックなテクノ・サウンドに乗せ、人類の魂の復活を切実に訴えるシリアスなナンバー。ロック・シンガー然とした、ひと皮剥けたクールな歌唱を披露している。
09PARADIS
ヴァネッサの吐息交じりの囁きをところどころに配した、殿方の耳にはまさにParadis(天国)と言えるムーディなジャズ・セッション。インスト・ナンバーながらも、そこには彼女の魔性の魅力が歌モノを凌ぐ濃さで強烈に匂い立つ。
10JUST AS LING AS YOU ARE THERE
ハッピーなゴスペル・コーラスをバックに、その歌声は若き日のダイアナ・ロスのごとくキュート、しかしほどよくアンニュイな色気。モータウンの濃縮果汁のようにポップなサウンドと、ヴァネッサの強烈な個性のバランスが絶妙のトラックだ。
アーティスト
  • ヴァネッサ・パラディ
    1972年12月22日、フランス・ヴァル=ド=マルヌ県生まれ。歌手、女優。1987年に「夢見るジョー」で歌手デビュー。レニー・クラヴィッツがプロデュースした1992年発表のアルバム『ビー・マイ・ベイビー』は日本でも大ヒットを記録、世界的に注……
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