ミニ・レビュー
リッキー・マーティンばりのギンギンのラテン・サウンドに乗せた、下世話な言い方をすれば“ゴキゲン”でアッパーなダンス・ナンバー。しかも、アジア向けに韓国語、中国語、タイ語のヴァージョンも収録され、実に国際色豊かだ。ふたりのソロもそれぞれ1曲収録。
ガイドコメント
2006年第1弾シングル。タイトル曲は“タキツバ”らしい歌って踊れるパーティ・チューンで、カップリングには恒例となった滝沢秀明、今井翼の各ソロ・ナンバーも収録。
収録曲
01Venus
情熱的なラテン・フレイヴァーを満載。派手なホーンの響きと身体を刺激するチャチャのリズム。陽気なラテン・バンドを従え、熱情抱いた2人のシンガーが、昂る感情のまま唄いあげていく。熱情的な気分に満たされる楽曲だ。
02君の名を呼びたい (滝沢秀明)
滝沢秀明が担当したのは、とってもメロウな……まさに“甘い誘惑”という言葉がピッタリの、スウィート&メロディアスなポップ・チューン。離れて初めて気づいた君の大切さ。そんな弱い男の本音が、優しく綴られていく。
03Never Ever (今井翼)
スペイシーな幕開けから、やがて演奏はきらびやかなダンス・ビートへ変貌。今井翼のなかにある躍動的な感情を、そのまま作品として表わしたような歌。自ら風となり、昨日を蹴散らし明日へ吹き抜ける。男らしい姿へ共感。
04Venus (Korean Version)
「Venus」の韓国語ヴァージョンが登場。英語に似たアタック感の強い韓国語特有の言葉のノリが、情熱性を増していく楽曲の魅力へと繋がったようだ。躍動的なリズムと韓国語の融合は、とても熱情的だ。
05Venus (Chinese Version)
滑らかな肌触りを持つ中国語。ラテン特有の力強いビートと中国語の丸みを帯びた言葉が重なることにより、「Venus」自体がとても艶っぽいムードを醸し出した。体感的な熱さと内性的な高揚心が見事に融合。
06Venus (Thai Version)
アジアでも高い人気を誇る2人らしく、ここではタイ語で歌った「Venus」を披露。爆発した……というよりは、秘めた感情がチャチャのリズムによって熱く導き出されたような印象。まろやかな雰囲気も魅力の一部。
07Venus (karaoke)
08仮面 ('06 Remix)
Taku Yoshiokaの手による「Venus」のリミックス・ヴァージョン。ラテンなビートをしっかり活かした上で、さりげないスパイスを加味した再ミックスが施されている。ある種、カラオケに近いスタイルだ。