ミニ・レビュー
1961年、グリュミオーの唯一の来日公演を収録した貴重なテープから復刻したもの。グリュミオーはライヴではムラの多い人だが、この時の公演(大阪・フェスティバルホール)は非常に安定しており、あのしたたるような美音がたっぷりと味わえる。価値ある発掘として強く推す。
ガイドコメント
60年ぶりに日の目を見た、1961年5月、グリュミオー初来日時のライヴ録音。彼の来日は1回限りなのでいっそう貴重な一枚だ。当時日本での評価は芳しくなかったようだが、グリュミオーの全盛時を捉えた録音は見逃せない。
収録曲
01ヴァイオリンと低音のためのソナタ イ長調op.1-7〜第1楽章 (ヴェラチーニ)
02ヴァイオリンと低音のためのソナタ イ長調op.1-7〜第3楽章 (ヴェラチーニ)
03ヴァイオリンと低音のためのソナタ イ長調op.1-7〜第4楽章 (ヴェラチーニ)
04ヴァイオリンと低音のためのソナタ イ長調op.1-7〜第5楽章 (ヴェラチーニ)
05ヴァイオリン・ソナタ ト短調 (ドビュッシー)
06ハバネラ形式の小品 (ラヴェル)
07ルーマニア民俗舞曲 (バルトーク)
08アレグロ (フィオッコ)
09「ソローチンツィの定期市」〜ホパーク (ムソルグスキー)
演奏
アルテュール・グリュミオー(VN) イシュトヴァン・ハイデュ(P)