ガイドコメント
第2弾ベスト・アルバム。「CHANGE THE WORLD」や「Darling」といったヒット・シングル曲や、映画主題歌となった「COSMIC RESCUE」などを収録。ロックからヒップホップ・ソウル調まで、多彩なサウンドが魅力。
収録曲
[Disc 1]
01CHANGE THE WORLD
すっきりとしたビートの典型的なさわやかなアイドル・ポップスではあるが、くせとイヤミがないうたが素晴らしい。シンプルな曲なのに耳に残るメロディが印象的。
02愛のMelody
嵐やKinKi Kidsなどにも楽曲を提供しているオオヤギヒロオの手による、アイドル・ポップスの王道ともいうべき一曲。ほんの少しボサ・ノヴァ風味を効かせたアレンジが耳にとても心地よい。
03キセキのはじまり
大胆にフィーチャーされたサックスの音色が、この楽曲をただの爽やかなアイドル・ポップスには終わらせていない、なかなかやり手なナンバー。相変わらずのポジティヴさは健在。
04出せない手紙
今までの、ノリを重視したダンス・ビートとは一線を画した、新境地を目指した意欲作。甘くせつない楽曲を歌い、あらたなオトナの魅力が際立っている。
05Feel your breeze
爽やかで温かさを持った楽曲で、TVドラマ『ごくせん』の主題歌。聴く人の年齢や状況を問わずに「青春」の温かさを情感たっぷりに伝えるV6はさすが。アイドル・ポップスと毛嫌いせずにどうぞ。
06one (Japanese version) (feat.Shoo (S.E.S.))
韓国グループS.E.S.のShooをフィーチャーした、21thシングルのジャパニーズ・ヴァージョン。Shooの儚げなヴォーカルとの絡みが美しく、「一人じゃないからこそ、どんな未来でも迷わず歩ける」という詞に心温まるスロー・バラード。
07メジルシの記憶
デビュー8年目、元気に踊っていた少年アイドルたちがこんなに大人なバラードを歌い上げるようになっているだなんて誰が想像していたでしょう? 男のリアルな気持ちをしっとりと歌い上げている渾身の一曲。聴かせます!
08Darling
V6らしい、ノリが良く楽しいポップ・ロック・チューン。軽快な言葉遊びも随所に登場し、そんなリリックに、ついついニヤリとさせられること請け合い。
09COSMIC RESCUE
10強くなれ
シングル「COSMIC RESCUE」とともに両A面としてリリースされた楽曲。ポジティヴな歌詞に励まされること必至。V6初出演のオリジナル・ムービー『ハードラックヒーロー』の挿入歌。
11ありがとうのうた
『学校へ行こう!MAX』テーマ・ソング。派手さはないけれど、じわじわと心に染みこんでくる素直なメロディ。こういったナンバーを歌うことが出来る彼らはとても素敵です。心を優しく満たしてくれる癒しソングの決定版。
12サンダーバード-your voice-
映画『サンダーバード』日本語版の主題歌。無機的とも思える近未来的なシンセの音色、打ち込みによるサウンド・メイクにもかかわらず、力強いラップからサビの瑞々しいメロディ展開など、ダンサブルな熱気はV6ならでは。
13UTAO-UTAO
14Orange
映画『ホールドアップダウン』の主題歌。イントロや随所に聴こえる時計の秒針の音が印象的で、流麗なギターの音色もクール。戻らない過去を振り返るのではなく、この先にある希望へと進んでいこう、という詞が感慨深く伝わるナンバーだ。
15グッデイ!!
愛しい人を想う気持ちを爽やかに綴ったハッピー・チューン。弾んだ心を思わせるような、イントロの軽やかなデジタル・サウンドのメロディが印象的だ。テレビ朝日系ドラマ『警視庁捜査一課9係』の主題歌。
[Disc 2]
01上弦の月
シングル「CHANGE THE WORLD」のカップリングだった岡田准一のソロ・ナンバー。岡田ファン以外でも彼の歌声にうっとり癒されている女性ファンが続出。
02GOOD ENOUGH
6人編成という大所帯だからこそのバラツキがありつつ、不思議と響きあうユニゾンとさわやかなアイドル・ポップス風の曲調がマッチしている。7thアルバム『seVen』に収録された楽曲。
03MAGMA
イントロの4つ打ちビートにのせて、クールで力強いラップが配されたアッパー・チューン。タイトルを思わせる、“内側からふつふつと沸きあがる情熱で明日を手に入れよう”というポジティヴな詞からは、きっと勇気をもらえるはずだ。
04特別な夜は平凡な夜の次に来る
大切な人との特別な日は、いつになっても輝くときめきをくれる……というハートウォームなラブ・ソング。「照れてしまうほど君はキレイだよ」という恥ずかしくなるようなフレーズも、キャッチーなメロディにのせて爽やかに描いていく。
05Brand-New World
06BREAKTHROUGH (Coming Century)
Coming Centuryによる、まっすぐ明日を見据えて進む姿を描いたポップ・チューン。キャッチーなメロディにのせて、「一人じゃないから」と勇気を与えてくれる。テレビ東京系アニメ『アイシールド21』のオープニング・テーマ。
07INNOCENCE (20th Century)
20th Centuryによる、28thシングル「Orange」のカップリング曲。ボンゴの音色が心地よく響くサウンドは、吹きぬける風を思わせるように清々しい。現実と未来を冷静に見つめ、内に情熱を秘めて前へ進む姿を、アダルトな雰囲気で歌っている。
08それぞれの空
シングルでは「出せない手紙」「メジルシの記憶」といったミディアム・バラードが知られている彼らだが、またしても名曲の誕生。美メロとサビの包み込むようなコーラスで、せつなく温かく泣かせてくれる。
09A・SA・YA・KE
軽快に奏でるアコギの音色が心地よく響くポジティヴ・ソング。東の空を赤く染めて昇る太陽を思わせるような悠然とした歌い出しが印象的。大切な人との未来の希望や願いを綴った詞が、不安を消し背中を押してくれる……そんなナンバーだ。
10ラヴ・シエスタ
軽快にかき鳴らすアコースティック・ギターと陽気なカスタネットの音色が、情熱的なフラメンコを思わせるナンバー。愛という熱に浮かれた男の心情をリアルに綴った詞は艶かしいが、バックのサウンドはあっさりとまとめられている。
11Hard Luck Hero
2003年8月発表のアルバム『∞INFINITY』のエンディング・トラック。イントロのギター・ソロがクールな印象を与えるロック・チューンで、世間の荒波にもまれながらも、自身を信じて突っ走っていこうという姿を描いた詞が力強く心に響いていく。
12Drivin'
27thシングル「UTAO-UTAO」通常盤のみに収録のボーナス・トラック。軽快に8ビートを刻むドラムが疾走する車を思わせる、アップ・テンポなナンバー。現状の自分に対する焦燥感を爽やかなサウンドにのせて綴り、「走りきった先にあるものは何か」と問いかけている。
13晴れ過ぎた空
27thシングル「UTAO-UTAO」のカップリングで、イントロの心地よく流れるキーボードのメロディが印象的なミディアム・ナンバー。大事なモノを変わらずに守り続けるという詞から、彼らの強い信念がうかがえるよう。メンバーそれぞれのソロも聴き応え十分だ。
14Train
「地図がなくても未来へと無数に延びたレールを描きつづける」という、希望にあふれた詞が印象的。爽やかに疾走する“Train”を思わせる軽快な8ビートのドラムに、元気づけられる人も多いのでは。TBS系『学校に行こう! MAX』のテーマ・ソング。
15タイムカプセル
別れた彼女を思い出しセンチメンタルになる様子を、キャッチーなメロディにのせて描き出す。タイムカプセルにしまったのは、時間が経つにつれて色あせてしまう想い出。誰もが経験する別れを綴った詞が涙を誘う、切ないポップ・ナンバーだ。