ミニ・レビュー
浜松市楽器博物館所蔵の“ブランシェ・チェンバロ”でウィーン・オペレッタを、とはどこからの発想なのだろう。レジスターを組み合わせ、緩急自在に繰り広げられる演奏の数々は、まるでオリジナル作品のように生き生きと聴ける。楽器の魅力と中野のセンスに酔わされる。
ガイドコメント
浜松市楽器博物館所蔵のピリオド楽器を使用するシリーズの24作目。フランス、ロココ時代の名器“ブランシェ・チェンバロ”で、世紀末を彩ったウィーン・オペレッタの名旋律を聴く一作。典雅な響きが心地よい。
収録曲
01オペレッタ「メリー・ウィドウ」〜ワルツ (レハール)
02オペレッタ「ワルツの夢」〜マーチ (オスカー・シュトラウス)
03オペレッタ「オペラ舞踏会」〜別室へ行きましょう (ホイベルガー)
04オペレッタ「女嫌い」〜ポルカを踊りましょう (アイスラー)
05オペレッタ「ルクセンブルク伯爵」〜ワルツ (レハール)
06オペレッタ「春のパレード」〜マーチ (R.シュトルツ)
07オペレッタ「ガスパローネ」〜カルロッタ・ワルツ (ミレッカー)
08オペレッタ「鋳掛屋小僧」〜2人が愛し合っていれば (レハール)
09オペレッタ「シカゴの公爵夫人」〜メアリーと一緒にちょっとスロー・フォックスを (カールマン)
10プラター公園の春 (R.シュトルツ)
11ワルツ・ポプリ (レハール)
12オペレッタ「愛をめぐるよもやま話」〜ほろ酔いの唄 (オスカー・シュトラウス)
13レビュー「何と、女が1000人」〜すみれの花咲く頃 (デーレ)
14この世は美しい (レハール)
15ウィーン、わが夢の街 (シーチンスキー)