ミニ・レビュー
かつての黄金コンビらしい、たいへんに華やかな演奏だ。独自の編曲のせいもあるだろうが、マントヴァーニのような甘くて豪華な響きもあり、本場ウィーンの演奏とはひと味もふた味も違う情趣が楽しめる。録音も全然古くさくはない。日本初CD化トラックあり。
ガイドコメント
ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団がコロンビアに録音したヨハン・シュトラウス2世のウィンナ・ワルツとポルカを集めたアルバム(1959・61・66年録音)。これぞフィラデルフィア・サウンドというべき豊穣な響きを堪能できる。
収録曲
J.シュトラウス2世:
01ワルツ「美しく青きドナウ」op.314
02ワルツ「ウィーン気質」op.354
03アンネン・ポルカop.117
04トリッチ・トラッチ・ポルカop.214
05ワルツ「ウィーンの森の物語」op.325
06喜歌劇「ニネッタ侯爵夫人」〜新ピツィカート・ポルカop.449
07ワルツ「春の声」op.410
08ピツィカート・ポルカ (ヨーゼフ・シュトラウス/オーマンディ編)
09ポルカ「雷鳴と電光」op.324
10喜歌劇「女王のレースのハンカチーフ」〜ワルツ「南国のバラ」op.388
11喜歌劇「ウィーンのカリオストロ」〜ポルカ「狩り」op.373
12喜歌劇「インディゴと40人の盗賊」〜ワルツ「千夜一夜物語」op.346
13ワルツ「酒・女・歌」op.333
演奏
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団
録音
(1)(2)(5)(7)59.12 (3)(4)(6)(9)〜(13)61.12 (8)66.1