ミニ・レビュー
バルヒェットは、あのミュンヒンガーが指揮していたシュトゥットガルト室内管のコンマスだった人。これは彼の3回目の「四季」で、いかにも“誠実なドイツ人の演奏”という感じだが、あまり角ばっておらず、案外艶かしいところもあったりする。買って損はない好演。
ガイドコメント
バルヒェットは、ミュンヒンガー率いるシュトゥットガルト室内管のコンサート・マスターの傍ら、ソロや室内楽で活躍したドイツの名ヴァイオリニスト。ドイツ風「四季」となっており、一聴の価値がある。
収録曲
ヴィヴァルディ:〈「和声と創意への試み」op.8〜協奏曲集「四季」〉
01協奏曲第1番ホ長調「春」RV269 F.I-22
02協奏曲第2番ト短調「夏」RV315 F.I-23
03協奏曲第3番ヘ長調「秋」RV293 F.I-24
04協奏曲第4番ヘ短調「冬」RV297 F.I-25
演奏
ラインホルト・バルヒェット(VN) フリードリヒ・ティーレガント指揮 南西ドイツ室内管弦楽団