ミニ・レビュー
ジャケットの表紙に“ピエタ救貧院所蔵の楽器使用”とクレジットされた、ホグウッドとイタリアのグループの初共演盤。ホグウッドの通奏低音は特にでしゃばるでもなく、イタリア勢の繰り出す音楽を巧みに支える役に徹している。優しく温かい響きが新鮮。
ガイドコメント
トリオ・ソナタ集op.1の後半6曲を収録。古楽界の巨匠、ホグウッドを通奏低音に迎え、気鋭のバロック・アンサンブル、ラルテ・デラルコが理想的な響きを作りだしている。
収録曲
ヴィヴァルディ:
01トリオ・ソナタ第7番 変ホ長調op.1-7、RV.65
02トリオ・ソナタ第8番 ニ短調op.1-8、RV.64
03トリオ・ソナタ第9番 イ長調op.1-9、RV.75
04トリオ・ソナタ第10番 変ロ長調op.1-10、RV.78
05トリオ・ソナタ第11番 ロ短調op.1-11、RV.79
06トリオ・ソナタ第12番 ニ短調op.1-12、RV.63「ラ・フォリア」
演奏
クリストファー・ホグウッド(HC,OG) ラルテ・デラルコ