ミニ・レビュー
ピアノとギターの先祖同士が、かつて奏でていただろう音への考察から生まれたアルバム。14〜16世紀の音楽を、復刻楽器で演奏。重奏だけでなくそれぞれの独奏も楽しめる。竪琴型のチェンバロ、クラヴィシテリウムにガット弦を張ったという、乾いた響きがなんとも心地よい。
収録曲
01この日、きっと (デュファイ)
02ヴィルヘルムス・ルグラン (作者不詳)
03やかまし屋の嫉妬 (作者不詳)
04全能の神に祝福あれ (作者不詳)
05ライン川のほとり、アンデルナハで (伝タイニング)
06ト調の前奏曲 (作者不詳)
07悪く言おうとする人が (作者不詳)
08ハ調の前奏曲 (作者不詳)
09いと美しきおとめ (作者不詳)
10バウムガルトナー (作者不詳)
11ニ調の前奏曲 (作者不詳)
12いと高き天よ、涙に濡れよ (作者不詳)
13イ調のレデウンテス (作者不詳)
14わたしのやさしい恋人 (作者不詳)
15同じ調のレデウンテス (作者不詳)
16ミ・ド・レ・ド (作者不詳)
17同じ調、同じ拍子のレデウンテス (作者不詳)
18ある朝、わたしが目ざめると (シュレント)
19何事もすべて車輪のごとく (シュリック)
20わたしは覚えている (ブーフナー)
21イ調の前奏曲 (コッター)
22ライン川のほとり、アンデルナハで (ホフハイマー)
23前奏曲 (伝ブリントハマー)
24わたしの気質、わたしの血 (シルヴァヌス、ヴェンク)
25わたしの感覚、わたしの血 (ブリントハマー)
26ラ・シ…と3声で (伝ブリントハマー)
演奏
コリーナ・マルティ(クラヴィシテリウム=竪型チェンバロ) ミハル・ゴントコ(LUTE,クヴィンテルネ)