ガイドコメント
デビュー5周年の2016年2月24日リリースの4thアルバム。2015年大晦日に放送された『第66回NHK紅白歌合戦』で披露されたシングル「Cha-Cha-Cha チャンピオン」や「カラフル Eyes」など16曲を収録している。
収録曲
01Welcome to Sexy Zone (Introduction)
生田真心が手がけた、アルバム『Welcome to Sexy Zone』のイントロダクション。ラテンの要素をふんだんに取り込んだビッグバンド・チューンで、“ルパン”をイメージさせるサウンドで華々しい幕開けを彩っている。
0224-7〜僕らのストーリー〜
腹に響く重い4つ打ちキックを利かせたデジロック調のナンバー。“24-7”、いつどんなときでも過ぎていく時間。うつむくヒマなどなく、つねに前を向いて突き進めというメッセージが心強い。ワイルドな雰囲気を軸に、メジャーに開けるサビの爽快感は見事。
03Celebration!
ブリブリのホーン隊を配し、キレキレのキメから幕を開けるゴージャスなファンキー・チューン。“Gotchu Gotchu”と煽るサビをはじめ語感のいい言葉が並び、弾むサウンドとともに気分がアガる。振り切ったポジティヴ感覚が魅力だ。
04Cha-Cha-Cha チャンピオン
おなじみ『ワールドカップバレーボール』のテーマ・ソングとなった9枚目のシングル。ファンファーレのように高らかに鳴り響く、カラフルなシンセサイザーがリードするアッパーなポップ・チューン。夢を追う背中を軽やかにプッシュしてくれる。
05Love Confusion
作詞・松井五郎×作曲・馬飼野康二というコンビが手がけたミディアム・アップ。冒頭のラウンジーなピアノを中心としたAOR調のスタイリッシュなナンバーで、“好きなのにせつない”複雑な恋心をスウィートに歌い上げている。
06Electric Shock
中島健人・菊池風磨コンビの楽曲は、図太いボトムにシンセで彩りを加えたダンサブルなナンバー。“敏感な場所を刺激すれば”“気絶するくらいの反応見せて”など、これでもかというほどセクシーな言葉が並ぶ。吐息まじりのヴォーカルもナイス。
07Last winter's night
佐藤勝利のソロ・ナンバーは自身が作詞を担当、作曲を手がけたのは星村麻衣。アコースティック・ギターを繊細なアンサンブルを軸に据えた王道バラードで、タイトルからもハートウォームなラヴ・ソングに思えるが、ファンへ向けた想いが込められているようにも。
08Sweety Girl
松島聡・マリウス葉コンビの楽曲。「Shout To The Top」を思わせるような軽快なピアノのフレーズが印象的なポップ・チューン。年少コンビながら、歌われているのは“絶対に落としたい”君への想い。クールの中にどこかキュートな部分が滲むあたりがニクい。
09Make my day
三浦徳子が作詞を手がけたビート・ロック調のナンバー。クールなサウンドや過剰にワイルドなヴォーカルとともに、“オレをスキになれ!”と歌うオレ様チューン。なのだが、どこかコミカルなフレーズがそこかしこに配備されているのが楽しい。
10誰にも解けないミステリー
キャッチーなギター・フレーズのほか、ドラマティックなストリングスなどでタイトルどおり“ミステリアス”なサウンドスケープを描いた、森大輔提供のポップ・ナンバー。君に会うまでは、世界の謎はすべて解けると思ってた……キザなセリフが似合う。
11But...
音の隙間をたっぷりと用意しながら、デリケートにフレーズを積み重ねたスタイリッシュなアレンジが印象的な菊池風磨のソロ・ナンバー。英語と日本語がほぼ半々の歌詞は本人によるもので、切なく儚いラヴ・ストーリーをソウルフルに歌う。
12Mr.Jealousy
なんとも強烈なタイトルが目を引く中島健人のソロ曲。さまざまなフレーズをサンプリングしてユニークかつワイルドなサウンドを作り上げたヒップホップ調のナンバー。当然、嫉妬に苛まれる男心を歌っているが、エモーショナルなヴォーカルがたまらない。
13Easy come!Easy go!Easy love!
腰にくるラテン・ジャズ・サウンドを中心に、カラフルなポップ・チューンへと昇華した鈴木Daichi秀行の手腕が光るナンバー。擬音をたっぷりと配して、恋に高まる心情を巧みに描いた三浦徳子の歌詞も見事。キラキラなヴォーカルに心を奪われる。
14カラフル Eyes
古きよきディスコ・ミュージックを彷彿とさせるエヴァーグリーンなサウンドに心が弾む10枚目のシングル。意識していなかったはずの女性に告白され、急速に惹かれていくストーリーが楽しい。囁くようなセリフなど、ドキッとさせるパート満載。
15フレンド
電車のなかで偶然出会った、青春時代の友人。夢へ向かって奮闘するその姿に、無邪気に未来へ希望を抱いていた自分を思い出す……友達との大切な絆を歌った歌詞が胸に沁みるポップ・チューン。カラフルでハートウォームなサウンドも心地よい。
16New Day
中島健人・佐藤勝利コンビによるボーナス・トラックは、和風なフレイバーをたっぷりと取り入れたハイパーなデジロック・チューン。近未来SF的な世界を感じさせるサウンドをバックに、未来への希望を熱く燃やす強い決意が歌われている。
17You're the only one
菊池風磨、松島聡、マリウス葉の3人が歌うミディアム・テンポのポップ・チューン。バンジョーを取り入れた無国籍なサウンドからは意外なほどシリアスな歌い出しだが、サビでは思いきりポップに弾む。メロディの鮮やかなコントラストが印象的。