ミニ・レビュー
“WHITE”をテーマに据えた曲ばかりを収録したアルバム。白という色から思い浮かぶ“無垢”や“純粋”という言葉。そんなピュアな歌の数々を、美しくロマンティックな楽曲に乗せて表現。バラード中心なので、じっくり浸りながら感動できる。
ガイドコメント
“WHITE”をテーマに掲げて制作したシングル曲を含む、2009年2月発表のアルバム。スキルフルかつ温もりに満ちたヴォーカルとコーラス・ワークによる、珠玉のバラードが満載されている。
収録曲
01Intro〜WHITE〜
テーマである“WHITE”をイメージした、アルバム『White〜Lovers on canvas〜』のイントロダクション。優しくしっとりとした彼らの歌声に包まれるかのようだ。短い時間の中に彼らの魅力が濃縮された、アダルトで甘いムードが漂うナンバー。
02Miss you
h-wonderによるちょっぴりほろ苦い大人のラヴ・ソング。一緒にいられるという願いが叶わないならば、せめて夢の中だけでもまだ恋をさせてほしいという切ない想いを綴っている。佐藤製薬『アセスE』CMソングとなったミディアム・バラード。
03Long Distance
“WHITE”3部作のラストとなるミディアム・スロー・バラード。二人の距離が離れていても、君を想い続けてきっと会いに行くと甘くソウルフルに歌う。粉雪が舞う季節にぴったりな温かさが伝わる、日本テレビ系『スッキリ!!』エンディング・テーマ。
04White Story
Face 2 fAKE制作によるミディアム・スロー・バラード。冬が来るたびに君との出逢いを思い出すという切ない詞と愛しさを感じるスウィートな歌声が、テーマである“WHITE”のイメージを綺麗に引き出しているロマンティックなラヴ・ソング。
05Stay on
軽やかでしなやかなメロディ・ラインと煌びやかなアレンジが映えるミディアム・スロー。朝が来るまで何度も抱きしめようというベッドサイド・ソングで、透きとおるようなファルセット使いのヴォーカルがなによりも魅力だ。テレビ朝日系『恋愛百景』エンディング・テーマ。
06The Color Of Love
Boyz II Menの名曲をカヴァー。包み込むようなスウィートネスとアダルトなムードが絶妙にマッチしたミディアム・スロー・バラードで、COLORの真骨頂であるハートウォームなハーモニーの魅力に浸れる。恋人と聴くにはもってこいのラヴ・ソングだ。
07CONFIDENTIAL LOVER
気鋭のトラックメイカー、STY制作によるマイナー調のミディアムR&Bチューン。秘密裏の一夜のラヴ・アフェアを歌った曲で、ファットなボトム上でのしなやかな音の運びと情熱的なヴォーカルがセンチメンタルな感情を醸し出している。
08I Wanna Feel Your Love (feat.Tyler)
プロデューサーであるEXILEのATSUSHIが詞曲を担当し、Tylerのラップ・パートをフィーチャーしたドリーミーなミディアム・バラード。なめらかな曲調に乗せて、いつまでもずっと一緒にいたいという気持ちを歌うロマンティックなラヴ・ソングだ。
09ONE
Daisuke“DAIS”Miyachi制作によるミディアム・バラード。冬の終わりに、“君が僕の幸せだよ”という愛しい恋人への想いを綴ったラヴ・ソングで、温かく穏やかなハーモニーとドリーミーなオーケストラ調アレンジが甘い空間を演出している。
10SORA
空の下でめぐり合う奇跡を信じて、どんな時も君を想っていると歌うミディアム・スロー・バラード。ピアノやストリングスのアレンジによって、スウィートで穏やかだがどこか切ないムードを作り上げている。まっすぐな想いを感じさせるコーラスが秀逸。
11Interlude〜With you〜
Daisuke“DAIS”Miyachi制作による、アルバム『White〜Lovers on canvas〜』での次曲「With you〜Luv merry X'mas〜」へと続くインストゥルメンタル・トラック。レトロでノスタルジックな雰囲気が漂う、オルゴール調のトラックだ。
12With you〜Luv merry X'mas〜
“WHITE”3部作の第2弾となる、Daisuke“DAIS”Miyachi制作によるクリスマス・ソング。弦一徹ストリングスによる美麗なストリングスによって、聖なる夜のラヴ・ストーリーをさらにロマンティックに彩っている。スウィートなハーモニーに酔いしれるナンバーだ。
13Can We Fall In Love (COLOR with BoyzIIMen)
Boyz II Menとのコラボ・ナンバー。COLORが微笑ましい歌唱をみせれば、コーラス・グループの先輩格であるBoyz II Menが楽曲を引き締める貫禄あるヴォーカル・ワークを披露。ハートウォームとセンチメンタルを行き来するような感情描写が秀逸のミディアム・バラードだ。
14ただ…逢いたくて (Slow Jam Mix)
EXILEのヒット曲を“Slow Jam Mix”としてカヴァー。EXILEとCOLORとの相性の良さはいわずもがなだが、どこかしらに初々しさを垣間見せるハーモニーが魅力的。“ただ、逢いたくて”という切ない詞だが、耳あたりはうたた寝をしてしまうほどの心地よさだ。