ミニ・レビュー
いまや充実期に入ったブレッカーらしく、今回はラージ・アンサンブルで見事な演奏を繰り広げる。いつもの豪快さを保ちつつ、ここでの彼は多彩な表現にも力を入れているようだ。テナーの響きがこれほどひとの心を打つのは、編曲の妙によるところも大だ。
ガイドコメント
ロイ・ハーグローヴとの『ディレクションズ・イン・ミュージック』に続く人気テナー奏者の最新作。今回はオリジナルを中心に、ドン・グロニックとの共作曲も収録。日本盤のみモンク楽曲が追加。
演奏
マイケル・ブレッカー(TS) ジョン・パティトゥッチ(B) アントニオ・サンチェス(DS) アダム・ロジャース(G) アレックス・シイピアジン(TP) ロビン・ユーバンクス(TB) ピーター・ゴードン(FHR) スティーヴ・ウィルソン(AS,FL) イアイン・デイクソン(CL,BS-CL) チャールズ・ピロウ(OB) マーク・フェルドマン,ジョイス・ハンマン(VN) ロイ・マーティン(VA) エリック・フライドランダー(VC) ダニエル・サドニック(PERC)