ミニ・レビュー
モーツァルトのピアノ協奏曲をハープと弦楽四重奏に編曲した珍しい聴き物。うち2曲は作曲者自身の手になるもので、ソロと合奏の関係が親密かつ細やかに響くなかなかの逸品である。創意が書法に突出してくる前の才気コンパクトな音楽ならばこそ、ふわりと華やいで室内楽的に綾目明晰な響きで引き立つ。★
収録曲
モーツァルト:
01ハープと弦楽四重奏による協奏曲ハ長調 (ピアノ協奏曲第13番K.415) (モーツァルト編)
02ハープと弦楽四重奏による協奏曲イ長調 (ピアノ協奏曲第12番K.414) (モーツァルト編)
032台のハープと弦楽四重奏による協奏曲変ホ長調 (ピアノ協奏曲第10番K.365) (シルヴァン・ブラッセル編)
演奏
マリー=ピエール・ラングラメ(HP) ヴァリアン・フライ四重奏団 (3)ジョアン・ラファエル・キム(HP)