ミニ・レビュー
ボストン響準首席奏者・若尾圭介と、世界的巨匠ブルグによるジョイント・アルバム。ソロ楽器として活躍することが多いオーボエだが、ここでは管・弦・ピアノの仲間たちを迎えてアンサンブル楽器としての魅力を親密に披露。上林裕子の2曲が透明感と郷愁に満ちて美しい。
ガイドコメント
ボストン響の準首席オーボエ奏者である若尾圭介と、オーボエ界の重鎮モーリス・ブルグによる初の共演を収めたアルバム。ミヨー、ブリテン、レフラーなどの作品のほか、上林裕子に委嘱した「2つのオーボエとピアノのための〈森を渡る声〉」も収録されている。
収録曲
01オーボエ、ヴィオラとピアノのための2つのラプソディ (レフラー)
02デンマークとロシアの歌によるカプリースop.79 (サン=サーンス)
032つのオーボエとピアノのための「街の灯」 (上林裕子)
04オーボエと弦楽三重奏によるファンタジーop.2 (ブリテン)
05フルート、オーボエ、クラリネットとピアノのためのソナタop.47 (ミヨー)
062つのオーボエとピアノのための「森を渡る声」 (上林裕子)
演奏
(1)〜(3)(6)若尾圭介,(3)〜(6)モーリス・ブルグ(OB) (1)元渕舞(VA) (1)〜(3)(5)(6)広瀬悦子(P) (2)(5)クリント・フォーマン(FL) トーマス・マーティン(CL) (4)イン・シュエ(VN) ジェシカ・ボドナー(VA) キーヒュン・キム(VC)