ガイドコメント
2005年にデビュー10周年を迎えた山崎まさよしの、記念ベスト・アルバムが2タイトル同時発売。本作は既発シングルのA面を飾ったヒット曲/名曲がずらりと並んだシングル・ベスト。入門編にも最適だ。
収録曲
[Disc 1]
01月明かりに照らされて
02中華料理
03セロリ
04One more time、One more chance
山崎まさよしの名をメジャー・シーンに押し上げた、有無を言わさぬ名曲。下積み時代を過ごした横浜・桜木町の地名が出てくることでも話題に。ストーカー寸前の男の心情を映し出した歌詞が男性の共感を得た。
05アドレナリン
アルバム『HOME』収録のシングル曲。萩原健太プロデュースということで、ビーチ・ボーイズ風のコーラスで始まる爽やかなロック・ナンバー。しかし歌詞の内容は意外とシビアなところが実に山崎まさよしらしい。
06振り向かない
アルバム『ステレオ2』に収録された、ブルースハープの音色が切なく響く失恋ソング。恋人と別れた時に、この曲を聴いて涙した人も多いだろう。クセのあるヴォーカルがやけにハマるアコースティック・ナンバー。
07ガムシャラ バタフライ
08水のない水槽
09僕はここにいる
TVドラマ『奇跡の人』の主題歌に起用されてヒットを記録したシングル曲。鋭いストリングスと力の込もったヴォーカルで、偶然でも構わないからまた逢いたい、という未練がましい男の心象風景を見事に描き出している。
[Disc 2]
01Passage
02やわらかい月 (single version)
03明日の風
11枚目のシングル曲。山崎まさよしにしてはポップな印象の曲調だが、別れをテーマにした歌詞が少し切なく胸に響く。数々の別れを経て少しずつ強くなって行こう、という前向きな意志に勇気づけられる。
04Plastic Soul (single mix)
アコギやブルースのイメージとは180度異なる、ディスコ風な音作りが話題となった12枚目のシングル曲。エロさ全開の歌詞やゴスペル調のコーラスは、山崎まさよしという男の懐の深さを感じさせる。
05心拍数
ライヴ・ヴァージョンを地域別に分けて発売したことでも話題となったシングル曲。落ち込んだ気持ちを奮い立たせてくれる前向きな歌詞が印象に残る。魂の鼓動を感じさせるソウルフルなヴォーカルは圧巻の一言。
06全部、君だった。
8thアルバム『アトリエ』収録のシングル曲。恋人への全面降伏と言えるであろう熱烈な告白を、山崎まさよし特有のクセのあるヴォーカルで訥々と歌い上げている。弾き語りが合いそうなしっとりした曲。
07未完成
8thアルバム『アトリエ』収録のシングル曲。8ビートの曲調が、従来の彼のイメージを覆すアップ・テンポなナンバー。等身大の自分を肯定的に受け入れつつ、これからも成長していこうという、すべての人におくる人生の応援歌。
08僕と不良と校庭で
8thアルバム『アトリエ』収録曲。ポップで前向きな歌詞を爽やかに歌い、放課後に友達と過ごした高校生の頃を思い出させる。曲名はポール・サイモンの名曲「僕とフリオと校庭で」へのオマージュ。
098月のクリスマス