ミニ・レビュー
生誕100年のギロックは、アメリカの作曲家らしい軽妙で親しみやすいのが魅力。ここではバロックからモダンまで、さらにジャズの語法を取り込んだ、さまざまなスタイルの楽曲が聴けて、それだけでも楽しい。表現力のレンジの広い三舩の、ピアノの豊かなサウンドがあればこそ、でもあるが。
ガイドコメント
2017年に生誕100周年を迎えるウィリアム・ギロックの作品を、三舩優子による演奏で収録したアルバム。子どものためのピアノ曲を数多く作曲し、音楽教育の分野で多大なる業績を残したギロックの奥深い魅力を存分に味わうことができる。
収録曲
ギロック:〈発表会のための小品集より〉
01小組曲変ロ長調
02小組曲ヘ長調
03小組曲ト短調
04小組曲ホ短調
05ワルツエチュード
06ダイアナの泉
07ウィンナー ワルツ
08雨の日のふんすい
09金魚
10ウィーンの想い出
〈アクセント オン2「リズムと音楽スタイル」より〉
11堂々としたサラバンド
12喜びの賛歌
13ハープシコード・ソナタ
14ソナチネ
15プレリュード「海」
16スペインのジプシーたち
17アメリカのフォークダンス
18ソナチネ
19ニューオリンズのたそがれ
20マルディ・グラ (謝肉祭の最終日)
21土曜の夜はバーボン・ストリート
22ビル・ベイリ (帰っておいでよ) (ギロック編)
23スターライト・ワルツ
24ハッピー・バースディ・トゥ・ユー (ギロック編)