ミニ・レビュー
好評のライヴ録音シリーズ第3弾も、多彩なプログラム。野性的なバルトーク、アンニュイなドビュッシー、前衛の野平、凛としたモーツァルトと、異なる世界を見事に描き分けながら、どれもが親しみのある表情で聴き手を誘い込む。児玉桃との顔合わせも成功している。
ガイドコメント
2007年から毎年発売してきたライヴ・シリーズの第3弾。児玉桃のピアノを迎えての2008年の録音だ。モーツァルトから近代を経て、野平一郎への委嘱作で世界初演となった新作まで、円熟期に向かう堀米の奥深い表現力が存分に発揮されている。
収録曲
01ラプソディー (狂詩曲)第1番 (バルトーク)
02ヴァイオリンとピアノのためのソナタ (ドビュッシー)
03時の彼方へ〜ヴァイオリン・ソロのための (野平一郎)
04ヴァイオリン・ソナタ イ長調K.526 (モーツァルト)
05ヴァイオリン・ソナタ変ロ長調K.378 (モーツァルト)