ミニ・レビュー
67年リリースのセカンド・アルバム『シュールリアリスティック・ピロー』と、69年発表の5作目『フィルモアのジェファソン・エアプレイン』、どちらもジェファーソンといえば、まずこれという作品。つまり米国西海岸産サイケデリック・ロックの代表作ということ。基本型はブルース・ロックだった。グレース・スリックの歌声は今でこそ落ちついたものだが、奇妙なヴィブラートはなかなか怪しさが強い。さすがに人気者だっただけあってわけのわからないドロドロしたところはさほどでもないが、漂う煙のようなギターのからみあいが、クラクラを誘う。やっぱりスターシップはできすぎた別もの。