ミニ・レビュー
ヘンドリックスの叙情性が、ともすれば妖艶なまでに濃厚なロマンティシズムを感じさせるR.シュトラウスから、まだ青さの残る清新な香りを引き出している。「子守歌」や同じデーメルの詩による「地上からの解放」の淡い官能の響きがとても魅力的だ。
収録曲
01セレナーデop.17-2
02万霊節op.10-8
03わが胸の想いのすべてop.21-1
04子守歌op.41-1
05私は花束を編みたかったop.68-2
06したわしき幻op.48-1
07葉を鳴らせ、愛らしいミルテよop.68-3
08あしたop.27-4
09ツェツィリエop.27-2
10私は空中をただよいop.48-2
11地上からの解放op.39-4
12ぼくたち、隠しておいてもいいものだろうかop.19-4
13冬の捧げものop.48-4
143つのオフェリアの歌op.67
15高鳴る胸op.29-2
16夜op.10-3
17星op.69-1
18いつもおなじop.69-3
19悪いお天気op.69-5
20献呈op.10-1
演奏
バーバラ・ヘンドリックス(S)ラルフ・ゴトーニ(p)