ミニ・レビュー
ドイツ表現主義オペラの影響を受けた過激派ヴォイス・パフォーマーの新作。ピアノの弾き語りでブルースやゴスペルのスタンダード曲を歌う異色作だが、ここでは黒人の苦痛や悲嘆がエイズ患者のそれに置き換えられている。呪詛に近い歌声が怖いほど感動的。
収録曲
01我が愛は死なず
02リープ・ホワット・ユー・ソウ
03ウェア・ユー・ゼア・ホエン・ゼイ・クルーシファイド・マイ・ロード?
04暗い日曜日
05ギレアデの香り
06インセイン・アサイラム
07アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー
08民を去らせよ
09シー・ザット・マイ・グレイヴ・イズ・ケプト・クリーン
10世の終り