ミニ・レビュー
細部を徹底的に吟味し、響きを凝縮するのがベームの手法。従って派手さからは遠く、引き締まった透明な音が独特な世界を展開する。「ティル」はやや生真面目で、ワルツも重いが、もっと聴かれてもいい演奏だ。作曲者直伝(?)でもあることだし。
収録曲
[Disc 1]
01交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」op.30
02同「ドン・ファン」op.20
[Disc 2]
01同「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」op.28
02祝典前奏曲op.61
03楽劇「サロメ」op.54〜7つのヴェールの踊り
04同「ばらの騎士」op.59〜ワルツ
演奏
カール・ベーム指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音
[1] (1)58.4 [1] (2) [2] 63.4