ミニ・レビュー
いつもながら吉野直子の真摯でストレートな音楽作りは、とびきり美しい音色とともに気持ちがいい。20ビットのせいなのか、弦を弾く音と、低音の伸びがセクシー。そうした美点の足を引っ張っているのが、デリカシーの欠如した「ヴィルトゥオーゾ」たち。
収録曲
01ハープ協奏曲変ロ長調op.4-6 (ヘンデル)
02ハープと弦楽合奏のためのコンチェルティーノ (ダマーズ)
03神聖な舞曲と世俗的な舞曲 (ドビュッシー)
04ハープと室内オーケストラのためのコンチェルティーノop.34 (パリシ=アルヴァース)
演奏
吉野直子(hp)フィルハーモニック・ヴィルトゥオーゾ・ベルリン