ミニ・レビュー
ランパルの最新盤。四季をフルートで演奏することは今では日常の試みとなっているが、原曲のイメージと比較するより、フルート・ソロ名手の芸を見せる、あるいは期待する方に視点がいく。老巨匠、指の衰えはあるものの内なる表現に孤高の情趣が漂う。(2)(3)は初録音。
収録曲
01フルート (ヴァイオリン)協奏曲集op.8-1〜4「四季」 (フルート版/ランパル編)
02フルート協奏曲ホ短調RV430「ダルムシュタット協奏曲」
03同ニ長調RV783
04フルート (ヴァイオリン)とオルガンの協奏曲ニ短調RV541
演奏
ジャン=ピエール・ランパル(fl)フランツ・リスト室内管弦楽団 (4)ジュジャ・ペルティシュ(og)