ミニ・レビュー
極上のメゾである。声質の特性として、幅広い表現力を求められるメゾのまさに標本とでもいうべきか。しかも世紀末的ロマンティシズムが濃厚にただよう難曲揃い。1曲1曲のもつ重み、深みが直截に伝わる。特にコルンゴルトの熱演は必聴に値する名唱。
収録曲
R.シュトラウス:
01ばらのリボンop.36-1
02ぼくは愛を抱いているop.32-1
03言われたら、何でも言う通りop.36-3
04わが子にop.37-3
057つの封印op.46-3
06解説op.39-4
07どうすればそれを秘密にしておけるだろうop.19-4
ベルク:
087つの初期の歌
コルンゴルト:
09愛の便りop.9-4
103つの歌op.18
11祝詞op.38-1
12古えのスペインop.38-3
13死の歌op.14-1
14決意の別れop.14-4
15ウィーンのためのソネットop.41
演奏
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(MS) ベンクト・フォシュベリ(P)
録音
(1)〜(7)(13)(15)93.10 (8)〜(12)(14)91.12