ミニ・レビュー
名手パールマンの最新作は『ヴァイオリン愛想曲集』。クライスラーとハイフェッツの編曲を中心に収録しているが、いずれも小品とはいえ、技量と表現力を要求されるものばかり。彼は、いつもながらの美音で名人芸を発揮しており、豊かな奏楽が味わえる。
収録曲
01ヴァイオリン・ソナタ第12番op.5-12「ラ・フォリア」 (コレッリ〜クライスラー編)
02愛の挨拶op.12 (エルガー)
034つの小品〜ウン・ポコ・トリステop.17-3 (スーク)
04同〜ブルレスクop.17-4 (同)
05ユーモレスク (タエイ)
06スペイン舞曲 (グラナドス〜クライスラー編)
07前奏曲第5番 (ラフマニノフ〜ハイフェッツ編)
08無言歌集〜甘い思い出op.19-1 (メンデルスゾーン〜同)
09アレグロ (フィオッコ〜フッスル編)
10レントより遅く (ドビュッシー〜ロック編)
11ホタ・ナヴァーラop.22-2 (サラサーテ)
12子守歌op.16 (フォーレ)
13「ポーギーとベス」〜イット・エイント・ネセサリリー・ソー (ガーシュウィン〜ハイフェッツ編)
14セレナード ト長調op.30-2 (アレンスキー)
15波の戯れ (グラス)
16メロディop.21-9 (ラフマニノフ〜ハイフェッツ編)
17「サルタン皇帝の物語」〜熊蜂の飛行 (リムスキー=コルサコフ〜同)
18小組曲〜メヌエット (ドビュッシー〜ドゥシュキン編)
演奏
イツァーク・パールマン(vn)サミュエル・サンダース(p)