ミニ・レビュー
戦前の名歌手だが恥ずかしながら初見のお名前であった。可憐というより豊満な声。加えてソット・ヴォーチェはあくまでも柔らかく、肉づき豊かでドラマティックな歌となっている。1920〜40年代の趣味とはこうであったのか。
収録曲
シューベルト:
01恋人のそばにD.162
02笑いと涙D.777
03春の夢D.911-11
04独りずまいD.800
05夜のすみれD.752
06恋人にD.303
07子守歌D.498
08蝶D.633
09小川の子守歌D.795-20
10岩の上の羊飼いD.965
11若者と死D.545
12郷愁D.456
13あちらこちら、矢は飛び交うD.239-3
14恋はいたるところにD.239-6
15美と愛がここにいたことをD.775
16ロマンス「満月は輝き」D.797より
17少女D.652
18わがクラヴィーアにD.342
19ミニヨンの歌「ただあこがれを知る人だけが」D.877-4
20同「この姿のままで」D.877-3
R.シュトラウス:
21母親の自慢話op.43-2
22東方の三博士op.56-6
23たそがれの夢op.29-1
24私は空中にただよいop.48-2
25セレナーデop.17-2
演奏
エリザベト・シューマン(S)(1)〜(4)(15)〜(20)ジェラルド・ムーア,(5)(6)(11)〜(14)レオ・ローズネク,(7)〜(9)(10)ジョージ・リーヴス,(23)〜(25)カール・アルヴィン(p)(10)レジナルド・ケル(cl)(21)(22)カール・アルヴィン指揮,ウィーン国立歌劇場管弦楽団