ミニ・レビュー
例えば、合わせて演奏する、と言ったとき、どういう時に、何に、何を、どうやって、合わせるのか? その決定をある仕掛けに委ねたとしたら? 演奏における他者との関係に着目したこの作品集は、グロヴォカールの音楽のいわば真骨頂である。未だ前衛健在。
収録曲
01もしもし、聞こえる?〜管弦楽、混声合唱、ジャズ・クインテットのための
02放射〜20人の奏者と一人の独奏者のための
03流体〜9つの管楽器と3つの打楽器
04呼吸の研究〜オーボエ独奏のための
演奏
(1)ヴィンコ・グロボカール指揮,スロヴェニア放送交響楽団,リュブリャナ大学「トーネ・トムシッチ」合唱団,スロヴェニア放送ジャズ・クインテット (2)ミシェル・ポルタル(独奏,指揮)(3)ディエゴ・マッソン指揮 (2)(3)アンサンブル・ミュジック・ヴィヴァント (4)ハインツ・ホリガー(ob)
録音
(1)91.11 (2)(3)72.6 (4)72.10