メリー・ホプキン / ベスト・オブ・メリー・ホプキン

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メリー・ホプキン / ベスト・オブ・メリー・ホプキン
CD
ミニ・レビュー
彼女自身が編集したべス卜盤。アップル・レコード時代のポップス調から、そこを離れてのしっとりした趣のものまで、感動しながら、しんみりと聴いてしまいました。ジャケット内に当時のシングルのジャケット、写真などが豊富に付されているのも、涙もの。
収録曲
01THOSE WERE THE DAYS
ポール・マッカートニーのプロデュースによるデビュー・シングル。若き日々を追想する詞を、東ヨーロッパの民謡をもとにした曲で描いている。全世界で500万枚以上のセールスを記録した1968年の大ヒット・ナンバー。
02GOODBYE
1969年の2ndシングル。ポール・マッカートニーが作詞・曲・プロデュース・ギターと活躍する、メロディアスなナンバー。愛する人に別れを告げる内容だが、明日への希望を感じさせるほどにメリーの歌声は清々しく響く。
03TEMMA HARBOUR
アニマルズやヤードバーズなどを手がけたミッキー・モストによるプロデュース作。陽光がさんさんと降り注ぐ港で情熱的な恋にあこがれている姿が描かれている。パーカッションの効果が南国の雰囲気を醸し出している。
04THINK ABOUT YOUR CHILDREN
1970年、イギリスでリリースされたシングル。オルガンのイントロに導かれたゴスペル調のサウンドをバックに、メリーの透明感あふれるヴォーカルが響く。子どもたちが愛と平和の中で自由に生きられる世界観を描いた曲。
05KNOCK KNOCK WHO'S THERE
英国チャートで2位を記録した1970年のヒット曲。「トン、トン〜誰がドアを叩いているの? 恋が私を呼びに来たのかしら……」と、恋のときめきを軽快なリズムに乗せて朗々と歌い上げるポップ・ナンバー。
06QUE SERA SERA (WHATEVER WILL BE, WILL BE)
「なるようにしかならないわ」と歌われるドリス・デイの曲をカヴァー。アレンジはポール・マッカートニーでベースとギターも演奏。また、リンゴ・ スターもドラムで参加。ポップに変身したサウンドとメリーの清涼なヴォーカルとの組み合わせが心地良い。
07LONTANO DEGLI OCCHI
1969年のサン・レモ音楽祭に出演した際(惜しくも2位)に歌われたイタリア語の曲。ダイナミックなオーケストラをバックにした、エモーショナルなカンツォーネ。プロデュースとアレンジはポール・マッカートニー。
08SPARROW
「スズメは歌い、飛ぶ。力強い翼で他の鳥よりも空高く舞い」と歌われる、シングル「グッドバイ」のB面曲。聖歌隊のような曲調だが、終盤にはジャズっぽいサックスの音も聴かれる。プロデュースはポール・マッカートニー。
09HERITAGE
シングル「未来の子供たちのために」のカップリング曲。生き方に迷っている者にそっと手を差し伸べる献身的な内容で、フィンガー・ピッキングによるアコースティック・ギターの響きが美しいフォーク調のナンバー。
10THE FIELDS OF ST. ETIENNE
シングル「ケ・セラ・セラ」のカップリング曲。ビートルズが主宰するアップル・レーベルの専属ソングライター、ギャラガー=ライルの作品。戦地に赴く恋人との別れの情景を綴った、しっとりとしたナンバー。
11JEFFERSON
バンジョーやアコースティック・ギターのピッキングが軽やかに響くカントリー&ウエスタン調のナンバー。夏が去り木の葉が舞う頃に何度も旅した道を通り、故郷の街ジェファーソンに向かう心情が描かれている。
12LET MY NAME BE SORROW
1971年、イギリスで発表されたシングル。デヴィッド・ボウイやT.レックスを手がけたトニー・ヴィスコンティのプロデュース。「昔は嘘のように大笑いしたけど、今は私のことを哀しみと呼んで」と愛に破れ傷心した姿を描いたバラード。
13KEW GARDENS
シングル「私を哀しみと呼んで」のカップリング曲。世界遺産に指定されている英国王立の広大な植物園“キュー・ガーデン”を舞台に、男女の出会いと別れをアコースティックの調べに乗せた、ゆったりしたナンバー。
14WHEN I AM OLD ONE DAY
ビートルズの「ホエン・アイム・シックスティー・フォー」と同様に、自分が年を取った暮らしの様子を思い描いた“隠居ソング”。アコースティック・ギターに弦や木管の温かな音色が絡むミドル・テンポのナンバー。
15SILVER BIRCH AND WEEPING WILLOW
1971年の2ndアルバム『大地の歌』収録曲。白樺としだれ柳を見つめながら恋人が来るのを待ち続けている詞を、木管や弦楽器、コーラスを効果的に用いたブリティッシュ・フォーク調の楽曲で描いたナンバー。
16STREETS OF LONDON
ロンドンで暮らす孤独な老人たちをそっと優しく見つめるナンバー。ギターはメリー・ホプキン自身がプレイしている。ここでのメリーはポップ・シンガーというより、ジョーン・バエズのようなフォーク・シンガーの雰囲気だ。
17WATER, PAPER CLAY
ビートルズが設立したアップル・レーベルからのメリー最後のシングル。メリーはハーモニウム(オルガン)をプレイ。「水と紙と粘土、あなたを運ぶ風、道行く炎」と歌われる、自然と人間の一生をテーマにした荘厳なナンバー。
アーティスト
  • メリー・ホプキン
    1950年英国ウェールズ生まれ。60年代半ばからクラブでギターの弾き語りを始め、67年レコード・デビュー。後にテレビのタレント・ショーで優勝、モデルのツィッギーに認められ、友人のビートルズ、ポール・マッカートニーに紹介される。68年ポールの……
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