ミニ・レビュー
コープマンはオリジナル楽器による清新なアンサンブルを用いながらも、思いのほか豊かな感情表現を聴かせている。古典的な端麗さとロマンティックな情感が絶妙に調和したせつな、ハッと息を止めるほど美しい「アヴェ・ヴェルム・コルプス」が生まれたのだろう。
収録曲
01ミサ曲ハ長調「戴冠ミサ」K.317
02モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」K.618
03証聖者の盛儀晩課ハ長調K.339
04モテット「エクスルターテ・ユビラーテ (踊れ、喜べ、幸いなる魂よ)」K.165
演奏
トン・コープマン指揮 アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団 バルバラ・シュリック(S)エリザベト・フォン・マグヌス(A)ポール・アグニュー(T)マタイス・メスダッハ(Bs)