ミニ・レビュー
アルト・ノラスは1942年にフィンランドに生まれ、パリでトルトゥリエに学んだ奏者。この録音は、彼が30歳代半ばの演奏ということになる。小品を演奏しても決して手を抜くことなく全力投球で臨み、作品の魅力をあますところなく引き出すことに成功している。
収録曲
01白鳥 (サン=サーンス)
02ロンディーノop.81-1 (シベリウス)
03アダージョとロンド (ウェーバー〜ピアティゴルスキー編)
04蜂 (シューベルト〜カザルス編)
05ツィゴイネルワイゼン (サラサーテ〜ノラス編)
06モーゼ幻想曲 (パガニーニ〜シルヴァ、ノラス編)
07トッカータ (フレスコバルディ〜カサド編)
08哀しみ (ヒナステラ〜フルニエ編)
09ラルゴ
10トロイメライ (シューマン)
11G線上のアリア (バッハ)
12ヴォカリーズ (ラフマニノフ〜ローズ編)
演奏
アルト・ノラス(vc)タパニ・ヴァルスタ((1)〜(6)p,(7)〜(12)og)