ミニ・レビュー
女性的な優しい音色で歌い上げたかと思うと、力強いパッセージでは毅然とした芯の強さをのぞかせる小林美恵。選曲にも演奏にも彼女の意欲が感じられるのだが、全体に肩に力の入らないふんわりとした雰囲気に仕上げられている。不思議な魅力のある演奏だ。
収録曲
01美しきロスマリン (クライスラー)
02夢のあとに (フォーレ)
03フォーレの名による子守歌 (ラヴェル)
04スケルツォ・タランテラ (ヴィエニアフスキ)
05ロマンス (シマノフスキ)
06デュオ・コンチェルタンテ〜ティティラム (ストラヴィンスキー)
07右と左に見える物〜眼鏡なしで (サティ)
08バガテル (プーランク)
09アンダンテ (フォーレ)
10融けてゆく夢 (吉松隆)
11ジプシー女 (クライスラー)
12ハバネラ形式の小品 (ラヴェル)
13序奏とロンド・カプリチオーソ (サン=サーンス)
14タイスの暝想曲 (マスネ)
15美しい夕暮れ (ドビュッシー)