ミニ・レビュー
彼女の録音の中では異彩を放つアルバム。伴奏は10弦ギターを駆使するイエペス。当時のスペインはヨーロッパの中でも高度な音楽文化が花開いていた。オーセンティックではないもののベルガンサの抑制された歌唱とイエペスの効果的な演奏が心に染みる。
収録曲
01バラの中のバラ (アルフォンソ10世)
02アンテケーラの陥落 (フエンリャーナ)
03デインディリディン (作者不詳)
04ダビデ王は悲しんでいた (ムダーラ)
05悪い報せだ、カリーリョ (作者不詳)
06人びとは大きな喜びに (同)
07語れ、悲しい心よ (デ・ラ・トーレ)
08恋よ、どこからやってくる (バルデラーバノ)
09一生かけてそなたを愛した (ミラン)
10言って下さい、御母よ (トリアーナ)
11誰か、私を呼ぶような (ムダーラ)
12巡礼 (エンシーナ)
13きみは私を殺めた (バスケス〜フエンリャーナ編)
14母さま、あの騎士が (ミラン)
15澄んで涼しい流れ (ムダーラ)
16イザベルや、帯を失くしたね (同)
17何を使って洗いましょう (ナルバエス)
18バラの木の泉に (バスケス〜ピサドール編)
19サンタ・マリア (アルフォンソ10世)
演奏
テレサ・ベルガンサ(Ms)ナルシソ・イエペス(g)