ミニ・レビュー
世界的な名声を確立している現代屈指の女声リート歌手、白井光子によるR.シュトラウス作品集。白井は、陰影にとんだメゾ・ソプラノで、深い共感をもってうたいあげている。現代最高のコンビと称される伴奏のハルトムート・ヘルの表現も魅力的で美しい。
収録曲
01八つの歌op.10〜第1曲 献呈/第2曲 なにも/第4曲 ダリア/第6曲 もの言わぬものたち/第7曲 いぬさふらん/第8曲 万霊節
02帰郷op.15-5
03お前、ぼくの心のかわいい冠よop.21-2
04ああ恋人よ、ぼくはもう別れを告げてop.21-3
05おとめの花op.22
06おお、お前がぼくのものであったらop.26-2
07あしたop.27-4
08たそがれの夢op.29-1
09愛を抱いてop.32-1
10地上からの解放op.39-4
11みつけたものop.56-1
12小商人の鏡op.66〜第2曲 あるとき山羊が使いに来た/第6曲 おお、親愛な芸術家よ/第9曲 むかし、南京虫がいた/第11曲 商人どもと工業家ども
13三つのオフィーリアの歌op.67〜第1曲 どうしたら私は本当の恋人を/第2曲 おはよう、今日は聖ヴァレンタインの日/第3曲 むき出しのまま棺台に乗って
14旅人の心の平安op.67-6