ミニ・レビュー
98年2月のBPO定期でラトルが指揮するマーラーの交響曲第4番を歌ったシェーファー(すごく小柄な女性です)。モーツァルトに合いそうな、堅めの芯が通ったリリックな声質だなぁと感じたのだが、考えることは誰も同じらしい。こだわりの選曲もマル。
ガイドコメント
グラインドボーン音楽祭やザルツブルク音楽祭などへの出演で、近年注目を集めているシェーファーのメジャー・レーベルへのデビュー盤。豪華なバックを得て評判通りの歌唱を聴かせてくれる。
収録曲
モーツァルト:
01わたしの感謝を受けたまえ、やさしい保護者よK.383
02エクスルターテ・ユビラーテK.165 (158a)
03パスクァーレ・アンフォッシの歌劇「ゼミーラ」〜わがいとしの希望よ/ああ、お前はどんな苦しみか分かるまいK.416
04歌劇「イドメネーオ」への追加曲〜どうしてあなたを忘れられよう〜恐れることはないは、いとしい人K.505
05歌劇「ツァイーデ」K.344 (366b)〜安らかにお休みください、あなた
06パスクァーレ・アンフォッシの歌劇「あつかましい好奇」のためのアリア〜あなたに明かしたい、おお神よK.418
R.シュトラウス:
07子守歌op.41-1
08バラのリボンop.36-1
09愛の讃歌op.32-3
10小川op.88-1
11明日にはop.27-4
演奏
クリスティーネ・シェーファー(S)クラウディオ・アバド指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(2)カイ・ヨハンセン(OG)(4)マリア・ジョアン・ピリス(P)