ミニ・レビュー
ゴツゴツしてるだけでもセンチなだけでもひたすら熱いばかりでもない。ワザもアイディアも応用力も持ちながら、しかもそれをこれみよがしにすることなく“ロック”の幅広さと奥の深さを本能で体現する男たち。大胆にして繊細。カッコよすぎ。★
ガイドコメント
ポリドール移籍第2弾。待望のニュー・アルバム。ヒット曲「赤いタンバリン」「小さな恋のメロディ」といったブランキー王道楽曲からアコースティック・ナンバーまで、ブランキー・ワールド爆発!
収録曲
01パイナップルサンド
02ぼくはヤンキー
03VIOLET FIZZ
04彼女は死んだ
05君の手のひらに
06スクラッチ
07赤いタンバリン
楽曲からあふれ出る“生”なカッコ良さ。ライヴで体感しているかのような疾走感と、ひたすらセンチメンタルなメロディ、彼らの真骨頂が表現された極上のロック・ナンバー。最後まで一貫して飛ばしっぱなしのこの勢いが最高。
08ロメオ
シンプルなコード進行に乗った軽快な8ビート・パンク。退廃的な生活を送る少年を描写しており、サーティなムードがたまらない。後半の「真夜中に息をしたら、小さくひざが震えていた」という、少年の繊細さが垣間見られるフレーズが効果的。
09HAPPY SUNDAY MORNING
10古い灯台
11幸せな人
12ドブネズミ
13小さな恋のメロディ
14ハツカネズミ