ミニ・レビュー
いまはすっかりスウェディッシュ・ポップに落ち着いている知世ちゃんのソニー時代の2枚組ベスト。この人だけは“人に歴史あり”みたいな過去はないんだろうな、と思っていたが、やはりツッパった歌もあったのね。しかしこの声そのものが持つ魅力は普遍。
ガイドコメント
84年〜88年にかけてのソニー在籍時代の音源を使った初のベスト。『天国にいちばん近い島』『時をかける少女』など彼女の柔らかい歌声に包まれる2枚組。
収録曲
[Disc 1]
01時をかける少女
彼女が主演した同名映画の主題歌で、彼女の初期を代表する大ヒット・ナンバーを、24年の歳月を経てカヴァー。ゆったりとしたテンポやボサ・ノヴァ風アレンジにより、大人っぽい仕上がりになっているが、美しく透きとおった歌声は少女のままだ。
02天国にいちばん近い島
03早春物語
04どうしてますか
05雨のプラネタリウム
06空に抱かれながら
07彼と彼女のソネット
08逢えるかもしれない
09太陽になりたい
10愛してる
11星のデジャ・ヴ
12もう妖精じゃない
13赤いパンプス
14麝香猫のサンバ
15泣いているのは星屑
16サヨナラのない町
17本日晴天
[Disc 2]
01星空の円形劇場 (アンフィシアター)
02ブーケの冬
03リセエンヌ
04恋だと思う (インストゥルメンタル)
05水枕羽枕
06いちばん悲しい物語
07異国の娼婦
08葡萄畑の走り方
09雨のプラネタリウム (ロング・ヴァージョン)
10左右のエレベーター
11さよならの美術館
12逆光の中で
13家族の肖像
14キスの後の無口が好き
15螺旋状の涙
16あしたの人魚 (マーメイド)