ミニ・レビュー
宮本文昭の独特のオーボエに慣れてしまったこともあって、若尾のオーボエは淡白に聴こえてしまう。その分、もっとストレートな音楽で、音色も素直。“歌”ばかりを集めたこのアルバムも、そんなピュアな彼の音楽性が光る。モルのピアノはちょっと平凡。
ガイドコメント
ボストン響首席奏者を務める若尾のソロ・アルバム第2弾。歌曲の伴奏に定評のある名手モルとの共演で、美しい小品の数々を歌いあげている。9月に東京オペラシティにてリサイタル予定。
収録曲
01アヴェ・マリア (シューベルト)
02君こそ我が憩い (シューベルト)
03君に捧ぐ (シューマン)
04君は花のごとく (シューマン)
05誰よりもすばらしい彼 (シューマン)
06歌の翼に (メンデルスゾーン)
07五月の夜 (ブラームス)
08私の恋は緑に燃え (ブラームス)
09野の寂しさ (ブラームス)
10夜 (R.シュトラウス)
11お母さん、ポプラの林へ行ってきた (ロドリーゴ)
12夢のあとに (フォーレ)
13マンドリン (フォーレ)
14夜想曲 (フォーレ)
15美しい夕暮れ (ドビュッシー)
16私の歌に翼があったなら (アーン)
17愛の小道 (プーランク)
18円環の軌 (猿谷紀郎)
19オンブラ・マイ・フ (ラルゴ) (ヘンデル)