ミニ・レビュー
うわー、なんかわけわかんないです。でも椎名林檎さんの頭の中には、すごい物語があるのだろう。『歌舞伎町の女王』っていうタイトルからしてただ者じゃない(そういう面白がり方はピストン西沢みたいで嫌だけど)。いい加減なことは言えないが、天才肌の人だろう。
ガイドコメント
強力なキャラを武器にした女性シンガーソングライターのセカンド・マキシ。タイトル、スゴすぎます。カップリングはシンディ・ローパーのカヴァー。
収録曲
01歌舞伎町の女王
02アンコンディショナル・ラブ
2ndシングル「歌舞伎町の女王」に収録されているシンディ・ローパーのカヴァー。ギミックのない、いつになくピュアに歌い上げているヴォーカルが新鮮。金原千恵子グループの生命感あふれるストリングスが、サウンドに力と光を掲げている。亀田誠治によるメリハリあるアレンジも効果的。
03実録―新宿にて-丸の内サディスティック〜歌舞伎町の女王
街でギターを弾き語りしている情景を模した、2ndシングル「歌舞伎町の女王」カップリング。「丸の内サディスティック」から「歌舞伎町の女王」への流れは、雑踏の喧騒に飲まれるようにフェイド・アウト。「実録」と題している割にチープ感な印象もあるが、彼女のユニークな原点のひとつを示しているようだ。